英 名: Burdock
和 名: ゴボウ(牛蒡)
学 名:
Arctium lappa
科 名: キク科 ゴボウ属 多年草
使用部位: 根
産 地: フランス・ハンガリー・オランダ
香りと味: 少し土臭いゴボウ独特の香りで、やや苦みがある
主要成分: タンパク質、糖質、炭水化物、フラボノイド類
バードックとはゴボウのことで日本と韓国では野菜として扱いますが、ヨーロッパでは野菜として食べる習慣が無く、根と葉が薬草として利用されています。根と葉の作用は類似しているのですが、効果の面で根の部分の方が優れているため、ハーバリストはバードックの根を処方します。
ゴボウの原産地はヨーロッパから中国にかけて、日本には縄文時代に伝わったとされています。
ちなみに京都には、直径8cm位で普通のゴボウよりかなり太い「堀川ごぼう」という伝統野菜があります。栽培途中に横向きに植え替えるという独特の方法によって、太いごぼうに育ちます。堀川ごぼうは、先端がタコの足のように枝分かれしており、中心部に空洞があります。今から約400年前、豊臣家滅亡後、ゴミ捨て場に捨てられたごぼうが翌年芽を出して巨大なごぼうに生育し、それを見た付近の農家が生産を始めたのがきっかけと言われています。
バードックは、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の2種類の食物繊維を豊富に含んでいます。食物繊維は「第六の栄養素」といわれており、生活習慣病などの予防が期待できます。
水溶性食物繊維は水に溶ける性質を持ちハーブティーに抽出され、腸内で水分に溶け込みゲル状となり、有害成分を吸着して排出させます。また利尿作用や血液を浄化する作用もありますので、体に溜まった老廃物や毒素を排泄し、体をきれいにしていきます。
♪ 注意: 妊婦や授乳中、小児はご使用を避けて下さい。
<ハーブティーの入れ方>
ハーブティーの入れ方に特に難しいことはありません。日本茶や紅茶を入れるのと同じ感覚でお気軽にお試し下さい。また特別な準備も必要ありません。ご家庭にある道具で十分ハーブティーをお楽しみ頂けます。
1.道具の準備
ティーポットとティーカップはあらかじめ温めておきます。
2.ハーブをティーポットへ
ハーブの分量はティーカップ1杯(約180ml)に対してティースプーンで軽く1杯が適量です。
京都かほ里のシングルハーブはすべてメディカルハーブを使用していますので、少量の分量で十分お楽しみ頂けます。
3.ティーポットに熱湯を注いでください。
沸騰から一呼吸おいたお湯(95〜98℃が適温)を静かに注いでいきます。香りが逃げないように、すぐに蓋をします。
4.約5分間蒸らします。
ティーポットの蓋をして約5分間蒸らします。飲み頃を逃がさないよう砂時計があると便利です。 また蒸らし終えましたら、すぐにハーブを取り上げてください。ティーポットにハーブを入れたままにしておきますと苦味や渋み、アクが出やすくなります。
5.ティーカップに注いで下さい。
ティーポットを水平に軽くまわしてお茶の濃さを均一にし、茶こしなどを使ってティーカップに静かに注いでいきます。
<その他>
※ 1日に2杯(ティーカップ1杯分、約180ml)を目安にお飲みください。
※ 原料の供給状況や季節により、ハーブの産地が変わることがありますのでご了承ください。
※ メディカルハーブには様々な作用がありますが医薬品ではありません。あくまでも健康維持や予防、不調を整える目的でご利用くださいますよう、お願い致します
※ 妊娠中の方、薬を服用されている方、持病のある方でメディカルハーブを飲用される場合、事前にかかりつけの医師もしくは京都かほ里までメールでお問合せ下さい。京都かほ里スタッフの薬剤師・メディカルハーバリスト・メディカルアロマセラピスト・漢方薬生薬認定薬剤師が、出来るだけわかりやすく丁寧に対応させて頂きます。