ラヴィンサラは、マダガスカル島の熱帯雨林に生育する常緑樹で、爽やかなハーバル調の優しい香りがします。常備しておくと何かと便利な万能精油の一つです。ラヴィンサラ(Ravintsara)とはマダガスカル語で「よい葉」を意味し、昔から現地の人々は、葉をお茶や湿布することで、健康維持や感染症対策に役立ててきました。
ラヴィンサラの主成分は、オキサイド類(酸化物類)の1,8-シネオールで、炎症を抑えて痰の排出を促し、免疫機能を活性化させる作用、またモノテルペンアルコール類のα-テルピネオールには、抗アレルギー作用や抗炎症作用などがあります。優れた抗菌・抗炎症作用の他、神経系の働きを強化・活性化させる神経強壮作用や血流改善作用もあり、ラヴィンサラは心身ともに疲れているというときにおススメの精油の一つです。ストレスや疲労などで免疫力が低下することにより感染症にもかかりやすくなりますので、そんな時にラヴィンサラの精油はいかがでしょうか?
精油:ラヴィンサラ CT(シネオール)
(^^♪ ラヴィンツァラと表記されることもあります。
学 名:
Cinnamomum camphora CT
英 名: Ravintsara CT(Cineole)
科 名: クスノキ科
抽出部分: 葉付き小枝
抽出方法: 水蒸気蒸留法
主産地: マダガスカル
主成分: オキサイド類
香りのタイプ: ハーブ系
香りの特徴: 穏やかで、心に染み渡るような香り
ノート: トップ〜ミドル
※ 注意・禁忌 ※
・ オキサイド類(酸化物類)を多く含む精油には共通して去痰作用があります。しかし、精油濃度や使用方法により粘膜を刺激することがありますので、喘息の方がオキサイド類(酸化物類)を多く含む精油をご利用の場合、事前に京都かほ里までお問い合わせください。
ラヴィンサラと相性の良い精油:
「トップ」:柑橘系、ユーカリラディアタなど
「ミドル」:ゼラニウム、パルマローザなど
「ベース」:シダーウッド
♪アロマテラピーは医療行為ではありません。身体に何らかの異常がある場合は、必ず医療機関を受診して下さい。また、精油の注意事項を守って正しくご使用下さいますようお願い申し上げます。妊娠中、慢性的な病気の方など、身体の健康状態が気になる方は、医師や薬剤師などの専門家に相談の上、ご使用下さい。なお、ご不明な点などございましたら、京都かほ里までお問い合わせ下さい。