英 名: Black pepper
和 名: 黒コショウ(胡椒)
学 名:
Piper nigrum
科 名: コショウ科
使用部位: 未熟な果実
産 地: スリランカ・ベトナム
香りと味: 特有のスパイシーな香りと辛み
主要成分: ピペリン(辛み成分)、β-カリオフィレン(香り成分)
当商品は、農薬・化学肥料そして有機肥料も使用せず、土壌が持つ本来の生命力と、植物自身の力を最大限に引き出す自然栽培により収穫された、とても貴重なブラックペッパーです。
(^^♪ ブラックペッパー栽培農園の様子は、Blog記事でご紹介します。
キッチンにあるブラックペッパーは、本当に最高の香りを放っていますか?
ブラックペッパーは「辛味」ではなく「香り」を楽しむスパイスです。この香りを最大限に引き出すためには、ホール(粒)のまま保存し、使う直前に挽くことが、お料理を美味しく仕上げるための最も重要なステップです。ブラックペッパーの爽やかでスパイシーな香りの正体、実は果実の中に閉じ込められている揮発性の精油成分(エッセンシャルオイル)なのです。
ホール(粒)の状態では固い殻の中に精油成分がしっかりと閉じ込められているため、香りは外に逃げません。固い殻は、まるで香りを封じ込める天然のカプセルのようです。もし皆様が市販のパウダーで済ませているなら、それはブラックペッパーの本来の魅力のごく一部しか味わえていないということかもしれません。高品質のブラックペッパーをミルで挽くというひと手間が、お料理に欠かすことの出来ない「香りの命」を吹き込み、いつものお料理が格段に向上します。
※ 注意・禁忌 ※
適切な分量であれば一般的に安全なスパイスですが、健康的に摂取するための注意点もあります。
☆ ブラックペッパーに含まれる辛味成分ピペリンは、適量であれば消化を助ける働きがありますが、過剰摂取しますと、消化器系や喉・気管などに刺激を与える場合があります。
☆ ブラックペッパーに含まれるピペリンは、体内で栄養素や医薬品の吸収に影響を与える「バイオエンハンサー(生体利用促進剤)」としての一面があり、過剰摂取しますと薬の効き目を強めたり、逆に弱めたりする可能性があります。一例としまして、特定の抗ヒスタミン薬やサプリメントの吸収を促進することが報告されています。もちろん、適切な分量であれば問題ありません。
健康的な食生活の鍵、それはスパイス
スパイスを積極的に活用することは、単に健康のためだけでなく、「より豊かで複雑な味」を楽しむことにつながります。
「物足りないから塩を足す」のではなく、「物足りないならスパイスで香りを加える」という発想の転換が、美味しく無理のない減塩生活を実現する鍵にもなるのではないでしょうか?