チェリープラム Cherry Plum
学名:
Prunus cerasifera
和名: ベニハスモモ
科・属: バラ科 サクラ属
イギリスもしくはヨーロッパでの開花時期: 2〜3月
チェリープラム近縁種:ベニハスモモ Prunus cerasifera var. atropurpurea (京都府立植物園など日本国内の広い地域で観察できます)
*参考: ベニバスモモといっても、葉幅が広めや狭い品種など多くの種類があります
チェリープラムはイギリスでは果樹園の風除けや生け垣に植えられることが多く、4〜8mの高さの棘のない落葉低木です。2月から3月にかけて、白い5枚の花弁が黄色のたくさんの雄しべと1本の雌しべを包み、がくは薄紫色の美しい花を咲かせます。葉は長さ約3cmの楕円形で互生、 薄くて先が尖り縁にはぎざぎざ(鋸歯)があり花が咲いた後に現れます。
属名の
Prunusは「スモモ」、種小名
cerasiferaは「サクラの果実」のラテン名に由来します。初夏にときおり果実がつき、スモモと同じように食べる事ができるようですが、味は酸っぱく果実酒やジャムなどに利用されているようです。
ところで昨年11月、京都府立植物園のチェリープラム(ベニハスモモ)が開花しました。連日の季節外れの暑さに植物の世界は「春」を感じてしまったようです。
バラ科の落葉樹(サクラやモモなど)は、落葉した状態で冬の寒さに耐えるようになっています。
この「休眠」を誘発する物質は葉の中で作られています。しかし秋の初めに台風などで葉が早く落ちてしまうと、この物質が出来ずに十分な休眠の準備ができません。準備ができないまま(おそらく樹木内部はバタバタ状態)暖かい秋の日が続くと春が来たと勘違いして花を咲かせてしまいます。
花芽は夏のうちにほぼ準備出来ていますので、開花ホルモンの指令で11月にもかかわらず、花開いたのでしょう。人々からは「狂い咲き」と言われ、チェリープラム(ベニハスモモ)を本当に気の毒に思います。
バッチ博士は、チェリープラムから「自分をコントロールできず恐怖を感じている人、混乱している状態」のためのレメディを作成しました。
チェリープラムの白い花は通常、冬の終わりが近づくにつれて咲き始めます。チェリープラムのレメディは、冬の厳しい寒さで凍えてしまった心を癒してくれることでしょう。
☆ こんな時には、チェリープラムをどうぞ ☆
※ 止めようと思っても、自分の気持ちを抑えられない(喫煙や過食など)
※ 精神的なストレスの限界で混乱している状態
※ 感情が高ぶってモノや人にあたって暴力的になってしまいそうになる
※ なかなか、自分の心や感情を解放できない。
※ リラックスできない。のんびりと過ごす気分になれない。
※ 疲労や緊張で、神経が切れそうなほど張りつめている
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♪ フラワーレメディのご使用方法に関しましては、
こちらのページをご覧ください。
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