英 名: Elder
和 名: 西洋ニワトコ
学 名:
Sambucus nigra
科 名: スイカズラ科 ニワトコ属 落葉低木
使用部位: 花部
産 地: ハンガリー
香りと味: さわやかな香りに、優しい味わい
主要成分: 精油成分、フラボノイド、粘液質、タンニン

エルダーの木は3〜10mほどの高さに成長し、初夏には白の微細な花をたくさん咲かせ、夏の終わりには紫がかった黒い実をつけます。エルダーフラワーはマスカットのような甘い優しい香りを放ち、主にハーブティーに用いられます。エルダーの実にも栄養素が多く含まれており、ワインやジュースなどに加工されます。
エルダーはヨーロッパ原産で、昔から魔除けの力があると信じられ様々な伝説や迷信が残されています。今日、欧米においてエルダーフラワーは「インフルエンザの特効薬」として知られ、また多岐に渡る効能から「万能の薬箱」とも呼ばれます。
エルダーフラワーは血流に影響を与え発汗を促進させ、利尿作用もあることから、体内の余分な水分とともに老廃物が出やすくなります。そのため風邪のひきはじめや花粉症対策などにいかがでしょうか?またエルダーフラワーには、神経の興奮を鎮め不安や憂鬱な気持ちを払拭させる働きがあると考えられています。
♪ 注意:適切に使用する場合には、安全に摂取することができるハーブです。
<ハーブティーの入れ方>
ハーブティーの入れ方に特に難しいことはありません。日本茶や紅茶を入れるのと同じ感覚でお気軽にお試し下さい。また特別な準備も必要ありません。ご家庭にある道具で十分ハーブティーをお楽しみ頂けます。
1.道具の準備
ティーポットとティーカップはあらかじめ温めておきます。
2.ハーブをティーポットへ
ハーブの分量はティーカップ1杯(約180ml)に対してティースプーンで軽く1杯が適量です。
京都かほ里のシングルハーブはすべてメディカルハーブを使用していますので、少量の分量で十分お楽しみ頂けます。
3.ティーポットに熱湯を注いでください。
沸騰から一呼吸おいたお湯(95〜98℃が適温)を静かに注いでいきます。香りが逃げないように、すぐに蓋をします。
4.約5分間蒸らします。
ティーポットの蓋をして約5分間蒸らします。飲み頃を逃がさないよう砂時計があると便利です。 また蒸らし終えましたら、すぐにハーブを取り上げてください。ティーポットにハーブを入れたままにしておきますと苦味や渋み、アクが出やすくなります。
5.ティーカップに注いで下さい。
ティーポットを水平に軽くまわしてお茶の濃さを均一にし、茶こしなどを使ってティーカップに静かに注いでいきます。
<その他>
※ 1日に2杯(ティーカップ1杯分、約180ml)を目安にお飲みください。
※ 原料の供給状況や季節により、ハーブの産地が変わることがありますのでご了承ください。
※ メディカルハーブには様々な作用がありますが医薬品ではありません。あくまでも健康維持や予防、不調を整える目的でご利用くださいますよう、お願い致します
※ 妊娠中の方、薬を服用されている方、持病のある方でメディカルハーブを飲用される場合、事前にかかりつけの医師もしくは京都かほ里までメールでお問合せ下さい。京都かほ里スタッフの薬剤師・メディカルハーバリスト・メディカルアロマセラピスト・漢方薬生薬認定薬剤師が、出来るだけわかりやすく丁寧に対応させて頂きます。