英 名: Peppermint
和 名: セイヨウハッカ
学 名:
Mentha piperita
科 名: シソ科 ハッカ属 多年草
使用部位: 葉
産 地: イギリス・フランス・エジプト
香りと味: 清涼感のある爽やかな味と香り
主要成分: 精油(l-メントール)、フラボノイド(アピゲニン)、タンニン

強い殺菌効果と爽やかな香りで知られるミントを使ったお茶にはペパーミント、スペアミント、アップルミントの3種類の品種が使われます。
草っぽい風味とメントールの爽やかなペパーミントはウォーターミントとスペアミントの交配種です。ピリッとした清涼感がありますが、実はペパーミントには鎮静効果があり、精神的な緊張を和らげ、イライラや不安感を鎮めてくれます。
ペパーミントは、食べ過ぎ・飲みすぎなどで胃の調子が悪い時に消化を助けてくれます。その他にも、ペパーミントには乗り物酔い予防にも利用できます。
「花粉症にミントが効く」と言われている理由は、ペパーミントに含まれるメントールの作用で鼻が冷たい刺激を感知して活性化し、鼻が収縮してスッとすることで、花粉症の症状が和らぐためです。
ペパーミントに含まれている有効成分はメントールなどの精油成分が代表的ですが、最近の研究で精油成分を抽出した後の葉には、ルテオリン-7-O-ルチノサイドというポリフェノールの一種が含まれており、抗アレルギー作用を示すデータが公表されました。
ペパーミントに含まれているルテオリン-7-O-ルチノサイドは別名ミントポリフェノールとも呼ばれており、この成分はペパーミント以外のミント類にはほとんど含まれていません。
ミントポリフェノールは鼻の粘膜の腫れを抑制する作用など、アレルギー症状を緩和するために有効な働きを持っています。またミントポリフェノールは水に溶ける物質であることもわかっていますので、ハーブティーとしてペパーミントを摂取することで花粉症の予防効果が期待できます。
♪ 注意:妊婦や授乳中、小児、逆流性食道炎がある場合にはご使用を避けてください。過剰摂取は粘膜に炎症を起こす事があります。
<ハーブティーの入れ方>
ハーブティーの入れ方に特に難しいことはありません。日本茶や紅茶を入れるのと同じ感覚でお気軽にお試し下さい。また特別な準備も必要ありません。ご家庭にある道具で十分ハーブティーをお楽しみ頂けます。
1.道具の準備
ティーポットとティーカップはあらかじめ温めておきます。
2.ハーブをティーポットへ
ハーブの分量はティーカップ1杯(約180ml)に対してティースプーンで軽く1杯が適量です。
京都かほ里のシングルハーブはすべてメディカルハーブを使用していますので、少量の分量で十分お楽しみ頂けます。
3.ティーポットに熱湯を注いでください。
沸騰から一呼吸おいたお湯(95〜98℃が適温)を静かに注いでいきます。香りが逃げないように、すぐに蓋をします。
4.約5分間蒸らします。
ティーポットの蓋をして約5分間蒸らします。飲み頃を逃がさないよう砂時計があると便利です。 また蒸らし終えましたら、すぐにハーブを取り上げてください。ティーポットにハーブを入れたままにしておきますと苦味や渋み、アクが出やすくなります。
5.ティーカップに注いで下さい。
ティーポットを水平に軽くまわしてお茶の濃さを均一にし、茶こしなどを使ってティーカップに静かに注いでいきます。
<その他>
※ 1日に2杯(ティーカップ1杯分、約180ml)を目安にお飲みください。
※ 原料の供給状況や季節により、ハーブの産地が変わることがありますのでご了承ください。
※ メディカルハーブには様々な作用がありますが医薬品ではありません。あくまでも健康維持や予防、不調を整える目的でご利用くださいますよう、お願い致します。
※ 妊娠中の方、薬を服用されている方、持病のある方でメディカルハーブを飲用される場合、事前にかかりつけの医師もしくは京都かほ里までメールでお問合せ下さい。京都かほ里スタッフの薬剤師・メディカルハーバリスト・メディカルアロマセラピスト・漢方薬生薬認定薬剤師が、出来るだけわかりやすく丁寧に対応させて頂きます。