英 名: Linden ( Lime )
和 名: セイヨウボダイジュ
学 名:
Tilia europaea
科 名: シナノキ科 シナノキ属 落葉高木
使用部位: 苞葉&花部
産 地: ハンガリー・フランス・ドイツ
香りと味: 香りはほとんどなく、やや苦味のあるすっきりしたお味
主要成分: フラボノイド、サポニン、タンニン、粘液質

リンデンは、夏にプロペラ型の苞葉に守られながら、枝いっぱいに黄緑色の小花を咲かせます。
そして、秋になるとこの苞葉により種は遠くまで飛んで、そこで繁殖していきます。
リンデンは別名「ライムフラワー」と呼ばれるボダイジュ(菩提樹)の一種です。ドイツやオーストリアなどヨーロッパでは、街路樹として植えられていて、花をつける季節は街中が甘い香りに包まれます。ちなみに、お釈迦様がその下で悟りをひらいたといわれるボダイジュ(菩提樹)は、クワ科のインドボダイジュ
Ficus religiosaで、リンデンとは違う植物です。(リンデンは京都府立植物園内で、インドボダイジュは同植物園温室内で観察することができます)
リンデン(苞葉&花部)のハーブティは、イライラして落ち着かないときや、緊張感や不安感がとれないとき、落ち込んで眠れないときなどに飲むと、神経をしずめて安眠をもたらします。また利尿作用・発汗作用に優れていることで老廃物の排出やむくみの改善に、そしてお肌に潤いを与える作用もあります。
♪ 注意:ヒトに対する安全性については、通常量のハーブティーとして摂取する場合は安全と言われています。一方、妊婦・授乳中・小児の安全性に関してのデータが少ない為、現時点では少量摂取が良いのでは?と考えています。
<ハーブティーの入れ方>
ハーブティーの入れ方に特に難しいことはありません。日本茶や紅茶を入れるのと同じ感覚でお気軽にお試し下さい。また特別な準備も必要ありません。ご家庭にある道具で十分ハーブティーをお楽しみ頂けます。
1.道具の準備
ティーポットとティーカップはあらかじめ温めておきます。
2.ハーブをティーポットへ
ハーブの分量はティーカップ1杯(約180ml)に対してティースプーンで軽く1杯が適量です。
京都かほ里のシングルハーブはすべてメディカルハーブを使用していますので、少量の分量で十分お楽しみ頂けます。
3.ティーポットに熱湯を注いでください。
沸騰から一呼吸おいたお湯(95〜98℃が適温)を静かに注いでいきます。香りが逃げないように、すぐに蓋をします。
4.約5分間蒸らします。
ティーポットの蓋をして約5分間蒸らします。飲み頃を逃がさないよう砂時計があると便利です。 また蒸らし終えましたら、すぐにハーブを取り上げてください。ティーポットにハーブを入れたままにしておきますと苦味や渋み、アクが出やすくなります。
5.ティーカップに注いで下さい。
ティーポットを水平に軽くまわしてお茶の濃さを均一にし、茶こしなどを使ってティーカップに静かに注いでいきます。
<その他>
※ 1日に2杯(ティーカップ1杯分、約180ml)を目安にお飲みください。
※ 原料の供給状況や季節により、ハーブの産地が変わることがありますのでご了承ください。
※ メディカルハーブには様々な作用がありますが医薬品ではありません。あくまでも健康維持や予防、不調を整える目的でご利用くださいますよう、お願い致します。
※ 妊娠中の方、薬を服用されている方、持病のある方でメディカルハーブを飲用される場合、事前にかかりつけの医師もしくは京都かほ里までメールでお問合せ下さい。京都かほ里スタッフの薬剤師・メディカルハーバリスト・メディカルアロマセラピスト・漢方薬生薬認定薬剤師が、出来るだけわかりやすく丁寧に対応させて頂きます。