英 名: Rosehip
和 名: ワイルドドッグローズ イヌノイバラ
学 名:
Rosa canina
科 名: バラ科 バラ属 落葉低木
使用部位: 偽果
産 地: チリ
香りと味: 香りは無く、程よい酸味
主要成分: ビタミンC、フラボノイド配糖体、ミネラル(カルシウム、鉄)

ローズヒップの原産地は南米チリで、果実の大きさは3cm〜6cmほど、果皮は赤く果肉はオレンジ色をしています。花はピンクもしくは白色が一般的で、果樹は高さが1m〜1.5mになります。 ローズヒップは、バラが咲いた後に緑色の丸い果実が橙色から濃い赤色に熟すると収穫されます。
乾燥したローズヒップを熱湯で煎じてお茶として飲むローズヒップティーは爽やかな甘味とほのかな酸味が人気で、ローズヒップティーを昔から愛飲しているドイツでは、ハイビスカスの花を乾燥させて一緒に飲むのが一般的です。
ローズヒップに含まれるビタミンCは、バイオフラボノイドを20%含んだ天然のビタミンCです。
バイオフラボノイドとはビタミンPとも呼ばれているフラボノイドの一種で、ヘスペリジン、ルチン、ケルセチンなどの成分もバイオフラボノイドに属します。
本来は熱に弱い性質を持つビタミンCですが、バイオフラボノイドにはビタミンCを壊れにくくする作用があるため、ローズヒップのバイオフラボノイドを含んだビタミンCは酸化されにくく熱に強い性質を持ち、体内でより効率的に吸収されます。
さらに、壊れにくくなったビタミンCはその働きを150%にまでUPするとも言われています。
ローズヒップに含まれる豊富な栄養成分(ビタミンCなど)が、メラニン色素の生成を抑えてシミを予防し、コラーゲンの生成を助けて美肌やアンチエイジングに効果を発揮します。
各種のビタミン類を豊富に含むため妊婦の栄養補給として使われ、病中病後の体力回復などにもオススメです。これはローズヒップに高い強壮作用があることに由来しています。
また毛細血管を強化する働きや便通を改善する働き、風邪などの症状を緩和する作用、更に貧血予防にも役立つとされています。
♪ 注意:長期、過剰に飲み続けると下痢をすることもありますが、適切に使用する場合には安全に摂取することができるハーブです。
<ハーブティーの入れ方>
ハーブティーの入れ方に特に難しいことはありません。日本茶や紅茶を入れるのと同じ感覚でお気軽にお試し下さい。また特別な準備も必要ありません。ご家庭にある道具で十分ハーブティーをお楽しみ頂けます。
1.道具の準備
ティーポットとティーカップはあらかじめ温めておきます。
2.ハーブをティーポットへ
ハーブの分量はティーカップ1杯(約180ml)に対してティースプーンで軽く1杯が適量です。
京都かほ里のシングルハーブはすべてメディカルハーブを使用していますので、少量の分量で十分お楽しみ頂けます。
3.ティーポットに熱湯を注いでください。
沸騰から一呼吸おいたお湯(95〜98℃が適温)を静かに注いでいきます。香りが逃げないように、すぐに蓋をします。
4.約5分間蒸らします。
ティーポットの蓋をして約5分間蒸らします。飲み頃を逃がさないよう砂時計があると便利です。 また蒸らし終えましたら、すぐにハーブを取り上げてください。ティーポットにハーブを入れたままにしておきますと苦味や渋み、アクが出やすくなります。
5.ティーカップに注いで下さい。
ティーポットを水平に軽くまわしてお茶の濃さを均一にし、茶こしなどを使ってティーカップに静かに注いでいきます。
<その他>
※ 1日に2杯(ティーカップ1杯分、約180ml)を目安にお飲みください。
※ メディカルハーブには様々な作用がありますが医薬品ではありません。あくまでも健康維持や予防、不調を整える目的でご利用くださいますよう、お願い致します。
※ 妊娠中の方、薬を服用されている方、持病のある方でメディカルハーブを飲用される場合、事前にかかりつけの医師もしくは京都かほ里までメールでお問合せ下さい。京都かほ里スタッフの薬剤師・メディカルハーバリスト・メディカルアロマセラピスト・漢方薬生薬認定薬剤師が、出来るだけわかりやすく丁寧に対応させて頂きます。