英 名: Mulberry
和 名: 桑の葉
学 名:
Morus alba
科 名: クワ科 クワ属 落葉中低木
使用部位: 葉
産 地: 日本(徳島 ・島根・京都)
香りと味: やや苦味のある緑茶のような味わい
主要成分: DNJ、GABA、クロロフィル、ポリフェノール類、ミネラル類
クワは広く各地に栽培されるクワ科の落葉樹で、大きい木では葉の形はハート形に近い楕円形ですが、若い木では葉にあらい切れ込みが入る場合があります。雄花は茎の先端から房状に垂れ下がり、雌花は枝の基部の方につき、初夏にはキイチゴのような果実ができ、成熟した甘くて美味しい濃赤色の実は果実酒などに使われます。
クワはもともと漢方に用いられてきた植物で、根をそのまま、あるいはコルク層を除いたものが「桑白皮」(そうはくひ)という生薬として活用されてきました。
その薬効は日本でも古くから知られており、この桑の葉を煎じた「桑の葉茶」が昔から親しまれてきました。
近年このマルベリーが注目を浴びている理由のひとつとして、血糖値を下げるなど、健康への高い効果が期待できるということがあります。
マルベリーの葉にはDNJ(R)(1-デオキシノジリマイシン)という成分が含まれており、これは酵素の一種であるα-グルコシダーゼと結びつくという性質を持っています。そのため多くの学会で、食後の血糖値の抑制やコレステロール、動脈硬化の抑制作用を示すデータが続々発表されています。
※DNJ (R)…マルベリーの葉に含まれているα-グルコシダーゼ阻害効果を有する1-デオキシノジリマイシンとその類縁物質、フラボノイド類、ステロール類、食物繊維、ビタミン類、ミネラル類、アミノ酸などの有用成分の総称です。
その他にもカルシウムやマグネシウム、鉄分などのミネラルやビタミンなどの栄養素をバランス良く含んでいて、さまざまな健康・美容への働きがあるとしてマルベリーには注目が集まっています。
♪ 注意:ヒトに対する安全性については、通常量のハーブティーとして摂取する場合は安全と言われていますが、妊婦・授乳中・小児の安全性に関してはデータが見当たらないので、京都かほ里では現時点では避けた方が良いと考えています。
<ハーブティーの入れ方>
ハーブティーの入れ方に特に難しいことはありません。日本茶や紅茶を入れるのと同じ感覚でお気軽にお試し下さい。また特別な準備も必要ありません。ご家庭にある道具で十分ハーブティーをお楽しみ頂けます。
1.道具の準備
ティーポットとティーカップはあらかじめ温めておきます。
2.ハーブをティーポットへ
ハーブの分量はティーカップ1杯(約180ml)に対してティースプーンで軽く1杯が適量です。
京都かほ里のシングルハーブはすべてメディカルハーブを使用していますので、少量の分量で十分お楽しみ頂けます。
3.ティーポットに熱湯を注いでください。
沸騰から一呼吸おいたお湯(95〜98℃が適温)を静かに注いでいきます。香りが逃げないように、すぐに蓋をします。
4.約5分間蒸らします。
ティーポットの蓋をして約5分間蒸らします。飲み頃を逃がさないよう砂時計があると便利です。 また蒸らし終えましたら、すぐにハーブを取り上げてください。ティーポットにハーブを入れたままにしておきますと苦味や渋み、アクが出やすくなります。
5.ティーカップに注いで下さい。
ティーポットを水平に軽くまわしてお茶の濃さを均一にし、茶こしなどを使ってティーカップに静かに注いでいきます。
<その他>
※ 1日に2杯(ティーカップ1杯分、約180ml)を目安にお飲みください。
※ 原料の供給状況や季節により、ハーブの産地が変わることがありますのでご了承ください。
※ メディカルハーブには様々な作用がありますが医薬品ではありません。あくまでも健康維持や予防、不調を整える目的でご利用くださいますよう、お願い致します。
※ 妊娠中の方、薬を服用されている方、持病のある方でメディカルハーブを飲用される場合、事前にかかりつけの医師もしくは京都かほ里までメールでお問合せ下さい。京都かほ里スタッフの薬剤師・メディカルハーバリスト・メディカルアロマセラピスト・漢方薬生薬認定薬剤師が、出来るだけわかりやすく丁寧に対応させて頂きます。