英 名: Chamomile German
和 名: カミツレ
学 名:
Matricaria recutita
科 名: キク科 マトリカリア属 一年草
使用部位: 花部
産 地: フランス・ドイツ・イギリス
香りと味: 甘い香りで優しい味
主要成分: 精油、フラボノイド、クマリン、脂肪酸
カモミールにはジャーマン種とローマン種があります。ジャーマン種は1年草で繁殖力強く、こぼれ種で毎年花を咲かせてくれます。ローマン種は多年草で香りはジャーマン種より強く、短く刈り込んで手入れすればハーブの芝として利用できます。ハーブティーにはジャーマン種、アロマテラピーではローマン種がよく用いられます。
カモミールジャーマンに比べるとカモミールローマンの花はやや大きく、中心の黄色い部分(花托・かたく)は平たいのが特徴です。見分けが難しい時には、花をナイフで縦に切ってみます。カモミールジャーマンの場合には花床に円錐状の空洞があります。
カモミールジャーマンの茎は多く枝分かれし、羽状に細かく切れ込んだ葉が互生します。初夏から夏にかけて白い花びらをもつマーガレットのような小花を咲かせます。
下記のリラックス作用や炎症緩和作用に加え、カモミールジャーマンは様々な病気を引き起こす原因として注目されている「糖化」を予防するハーブとして注目されています。
・ 不眠、苛立ち、不安、緊張を和らげる、気分の安定
・ 胃腸の働きを調整(特に、ストレスが原因の場合)
・ 炎症を鎮める作用
・ 風邪の初期症状(発汗作用があることから)
・ 抗糖化作用 など
カモミールは人間の健康に良いだけでなく「植物のお医者さん」という名も持っており、コンパニオンプランツとしても有用されています。カモミールの害虫としてアブラムシが挙げられますが、例えばバラの傍にカモミールを植えておくと、アブラムシはカモミールにつき(ちょっと可哀想ですが・・・)バラへの被害が避けられます。キャベツや玉葱といった食用植物とも相性が良いようです。
♪注意: キク科アレルギーの方、妊婦や授乳中、6歳以下はご使用を避けて下さい。またカモミールにはクマリンが含まれているため出血のリスクが高まる可能性があり、出血性疾患のある人や出血のリスクが高くなる薬を飲んでいる方は注意して使用する必要があると考えられています。
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美味しいハーブティーの淹れ方は、こちらのページをご覧ください。
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<その他>
※ 1日に2杯(ティーカップ1杯分、約180ml)を目安にお飲みください。
※ 原料の供給状況や季節により、ハーブの産地が変わることがありますのでご了承ください。
※ メディカルハーブには様々な作用がありますが医薬品ではありません。あくまでも健康維持や予防、不調を整える目的でご利用くださいますよう、お願い致します
※ 妊娠中の方、薬を服用されている方、持病のある方でメディカルハーブを飲用される場合、事前にかかりつけの医師もしくは京都かほ里までメールでお問合せ下さい。京都かほ里スタッフの薬剤師・メディカルハーバリスト・メディカルアロマセラピスト・漢方薬生薬認定薬剤師が、出来るだけわかりやすく丁寧に対応させて頂きます。