英 名: Lemon Balm
和 名: セイヨウヤマハッカ
学 名:
Melissa officinalis
科 名: シソ科 メリッサ属 多年草
使用部位: 地上部
産 地: イギリス・フランス・ドイツ
香りと味: 酸味のないレモンのように、すっきりしたグリーン調の味わい
主要成分: 精油成分(シトロネラール、シトラール)、ポリフェノール類
レモンバームは、シソ科に分類される非常に成長の早い多年草です。原産地は地中海沿岸で、ハート型の葉はふちが鋸歯状、先端が波状です。葉は綿毛で覆われており、レモンに似た香りが最も強い夏の終わり頃に摘み取られます。
古くから「レモンバームティーを飲めば長生きし記憶力が高まる」と言い伝えられています。
イライラや不安、緊張、パニック、そしてそれらが原因の不眠や体力や免疫力が低下している時には、レモンのような爽やかな味わいのレモンバームをオススメします。レモンバームには抗うつ作用があり、その香りで不安な気持ちや緊張を和らげ幸せな気分にする効果があります。
風邪の初期にレモンバームを飲むことで、発汗を促し症状を緩和する働きがあるとされています。またレモンバームの苦味成分が肝臓や胆嚢に作用し、消化吸収を助けることから、レモンバームティーは食後の摂取が良いと思います。レモンバームはレモンと異なり、口に含んだ時も後味もすっきりとしていますが、酸味は全くありません。
花粉症にはペパーミントやシソなどのシソ科のハーブが効果的と言われており、その中でもレモンバームにはアレルギー症状を引き起こすヒスタミンの過剰分泌を抑える働きがあるポリフェノール類のロズマリン酸という成分が非常にアレルギーに有効であることが確認されています。
そしてレモンバームの最近の研究では、アルツハイマー予防や放射線の防御にも期待できることが明らかになっています。
<ここで、フラワーレメディのお話しです>
バッチフラワーレメディを学んでいらっしゃる方ですとお分かり頂けるかもしれませんが、12Healers(例えば、アグリモニーやミムラス、セントーリーなどの12種類のレメディ)をタイプレメディとしてもっていらっしゃる方には、あくまでも経験上ではありますが、このレモンバームがなぜか非常に効果的なようです。もちろん、他のレメディ(7HelpersやSecond19)の方に無効という意味ではありませんが・・・このあたりは、機会があればセミナーでお話しさせて頂きたいと思っています。
♪注意: ヒトに対する安全性については、通常量のハーブティーとして摂取する場合は安全と言われていますが、妊婦・授乳中・小児の安全性に関してはデータが見当たらないので、京都かほ里では現時点では避けた方が良いと考えています。
<ハーブティーの入れ方>
ハーブティーの入れ方に特に難しいことはありません。日本茶や紅茶を入れるのと同じ感覚でお気軽にお試し下さい。また特別な準備も必要ありません。ご家庭にある道具で十分ハーブティーをお楽しみ頂けます。
1.道具の準備
ティーポットとティーカップはあらかじめ温めておきます。
2.ハーブをティーポットへ
ハーブの分量はティーカップ1杯(約180ml)に対してティースプーンで軽く1杯が適量です。
京都かほ里のシングルハーブはすべてメディカルハーブを使用していますので、少量の分量で十分お楽しみ頂けます。
3.ティーポットに熱湯を注いでください。
沸騰から一呼吸おいたお湯(95〜98℃が適温)を静かに注いでいきます。香りが逃げないように、すぐに蓋をします。
4.約5分間蒸らします。
ティーポットの蓋をして約5分間蒸らします。飲み頃を逃がさないよう砂時計があると便利です。 また蒸らし終えましたら、すぐにハーブを取り上げてください。ティーポットにハーブを入れたままにしておきますと苦味や渋み、アクが出やすくなります。
5.ティーカップに注いで下さい。
ティーポットを水平に軽くまわしてお茶の濃さを均一にし、茶こしなどを使ってティーカップに静かに注いでいきます。
<その他>
※ 1日に2杯(ティーカップ1杯分、約180ml)を目安にお飲みください。
※ 原料の供給状況や季節により、ハーブの産地が変わることがありますのでご了承ください。
※ メディカルハーブには様々な作用がありますが医薬品ではありません。あくまでも健康維持や予防、不調を整える目的でご利用くださいますよう、お願い致します。
※ 妊娠中の方、薬を服用されている方、持病のある方でメディカルハーブを飲用される場合、事前にかかりつけの医師もしくは京都かほ里までメールでお問合せ下さい。京都かほ里スタッフの薬剤師・メディカルハーバリスト・メディカルアロマセラピスト・漢方薬生薬認定薬剤師が、出来るだけわかりやすく丁寧に対応させて頂きます。