東京の神楽坂でショップを初めてから（現在店舗は無く、web shopのみです）、長きにわたり多くのお客様からご愛顧頂きました『フィーメイルトニック』を、中医学的ブレンドにバージョンアップ致しました。これまで以上に内容も充実し、僅かにスパイシーな甘みの飲みやすいお味のハーブティーですので、是非一度お試し下さい。

　　　　　2019年10月より、新しいブレンドになりました。

＜内　容＞
オーツ、マザーワート、ナツメ、ヨモギ、チェリーストーク、シナモンなど9種類のメディカルハーブをブレンドしました。それぞれ苦みや渋みなどを持つハーブ類ですが、ブレンドを工夫することにより飲みやすいだけでなく効果を感じて頂けるよう仕上げてみました。なおブレンドには、京都かほ里こだわりの高品質メディカルハーブを使用しています。

♪　メディカルハーブを使用しているため、妊婦や授乳中、小児、キク科アレルギーの方はご使用を避けて下さい。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

＜ 補腎とは… ＞

寒さが厳しくなる冬は、どうしても気血の巡りが悪くなりすい季節です。中医学では、冬の邪気を「寒邪」と呼びますが、この寒邪により、風邪をはじめ、肩こりや生理痛、腰痛など冷えが原因となり痛みを伴うトラブルが起こりやすくなります。

また冬は、五臓六腑の「腎（じん）」が消耗しやすい季節でもあります。中医学で言うところの 『腎』とは、西洋医学的な腎臓の腎と同じ漢字を用いますが、これは腎臓という臓器そのものに限りません。『腎』には、尿を作っている腎臓、尿を蓄える膀胱、そして生殖器など下腹部にある臓器が含まれます。また『腎』は体内の水分調節をする臓器だけでなく、ホルモン内分泌系、生殖器系、免疫系、さらにメンタル面とも深く関わっています（ちなみに『腎』が低下すると、心配や不安感、恐怖感などが強まります）。「腎』は、私達の生命の根源を支えるもので「親から受け継いだ先天的な生命力と、食物から摂取する後天的エネルギーを合わせて腎のエネルギーすなわち【腎精（じんせい）】として貯蔵し、生殖、成長、発育、ホルモン分泌など、生命活動をコントロールする重要な役割を担っています。そして、「寒さ」「冷え」の影響を受けやすい臓腑とも考えられています。

人は誰でも年齢とともに徐々に体力は衰えていき、病気にもなりがちです。中医学では年齢とともに『腎』の機能が低下した状態を「腎虚」（じんきょ）と捉えています。
★「腎虚」の症状…手足のむくみ、膝や腰の痛み、体のだるさ、耳鳴り、目のかすみ、不妊や更年期症状、歯や髪が抜ける、白髪、下半身の冷え、尿漏れなどの排尿障害、骨粗鬆症、心配や不安感など
　
この腎虚を改善・予防することを「補腎」と言います。『腎』は人間の老化とも深く関係している為、『フィーメイルフォーミュラ「補腎＆温」』を日々の生活に取り入れて頂くことで、アンチエイジングにも繋がるかと思います。また補腎の目的で、普段から少しずつで構いませんので、下記のような食品を摂取することも大切です。
＜補腎の食物＞
黒豆　栗　黒胡麻　えごまの葉　枝豆　カリフラワー　にら　ブロッコリー　マッシュルーム　桑の実　プルーン　ぶどう　ブルーベリー　えび　豚肉　おせち料理など

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

中国最古の医学書「黄帝内経」には「冬傷於寒、春必温病 」（冬寒に傷れば、春必ず温病たり）と いう言葉があります。冬の間に「寒邪」に侵されて体調を崩すと、その時に病気にならなくても春になってから必ず病気（四肢や腰部の疾患、熱病や感染症、アレルギー、五月病など）を引き起こすと述べています。人と自然界とは互いに影響し合うという「天人相応」の思想から、太古から四季の変化に反することは病気の原因になると考えられてきました。

「寒邪」だけでなく、 私達の生活習慣の乱れも四季を経て、次の季節に病として現れていきます。病んだ時期に急いで対症的な治療するのでなく、「日々、養生に気を配り工夫することで、病は未然に防ぐことが出来る」という古代人の叡智は、現代に生きる私達の抱える問題をまるで予言していたかのように思えてなりません。この機会に是非、新ブレンド『フィーメイルフォーミュラ「補腎＆温」』とともに、日常から補腎を心がけ、健康的に歳を重ねて頂けましたら幸いです。