★ 植物観察を通して見えてくること
鬼門に植えられる植物の代表とも言われ、昔から日本では鬼を追い払うチカラがあると信じられていた日本のヒイラギに対して、
ホリーはセイヨウヒイラギと呼ばれ、日本のヒイラギとは異なる葉の付き方や実の色をしていますが、西洋でも悪霊を追い払うという言い伝えがあります。そのため、悪霊がクリスマスに悪さをしないよう、クリスマスリースとして使われるようになったようです。
ヒイラギとセイヨウヒイラギは似て非なるものですが、葉に棘(とげ)があることや、どちらも悪霊や邪鬼払いに利用されていたことを考えると、案外、近い関係にありそうです。
ホリーの葉に突起状の鋭い棘があるのは、小動物(悪霊ではなく、笑)から葉を守るためです。バッチ博士は、まるで凶器のような棘で自身の恐怖や怒り・悩みを外側に向けて攻撃的に発散しているホリーの訴えを感知したかもしれません。
しかし、棘のあるのは若い木だけで、老木になると棘が取れて丸みを帯びた葉になります。トゲトゲした葉は身を守るには都合が良いものの、尖った分だけ葉の表面積は少なくなります。常緑樹ホリー自身を維持するため、特に日照時間の短い冬には葉の面積を広くして太陽の光を十分に受け取りたいことでしょう。
実は葉の縁が丸くなる理由として、別の見方もあります。年齢を重ねた老木は、枝の若葉を次世代に繋げる子供達あるいは跡継ぎと捉えていて、老いて丸くなった自分の葉をあえて虫に満腹になるまで食べさせ、早々に虫に退散してもらえれば、若い葉を守ることが出来ると考えたのです。
人間も年を重ねるにつれて角やトゲが取れて丸くなるようですが、それだけでなく、自らを犠牲にしてまでも想いや希望を次世代に託す普遍的で無条件の愛を、ホリーさんはさりげなく私達に見せてくれています。
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